休みに読んだ本
夏休みもあと二日で終わり。
休み中に何冊か本を読んだけど、その中で私の中のもやっとしたものに
ぴたっとはまるエッセイがあった。
「子どもなんかいらない」(群ようこ『本から猫じゃらし』(新潮社)より)
群さんのエッセイは、ストレートで結構笑える。
彼女は作家でシングルで子どももいない。それに結婚しなくても子どもだけほしいという
意見には賛成しかねるらしい。
そうすると、周りから「歳をとったら淋しいよ」だの「女は子どもを生むべきだ」とか
いろいろ言われるんだって。でも、そんなふうに「私のことを哀れに思う彼女や彼には、
私には経験できない喜びがあることが優越感になっている。・・・心の底にあるものは彼女
よりも幸せだというささやかな安堵である」と歯に衣着せぬストレートな感想が書いてある。
私も、子どもがいないけどどうしてもほしいと思ったことってない。
でも、やっぱり周りの人に同じようなことを言われてその度にそうなのか?ってちょっと
落ち込んだりすることもある。
けど結婚したら子どもを生まないといけないなんて、そんなことないと思う。
それよりも、周りに流されずにしっかり今の自分の生活をしていかないとね。